悪い勉強法であっても

勉強をやりさえすれば、現状の成績が下がるということはそれほどない。しかし、勉強をしても思うように成績が上がらないことはしばしばある。どんなときか。それは、勉強法が悪い時である。

勉強をしていることは事実であっても、そのやり方が悪く、成績が上がらないような勉強法であっては、いくら勉強しても成績は一向に伸びない。極端な話だが、高校生が小学1年生の算数を勉強しても、成績は伸びるはずがない。高校生としての、自分に合った勉強をしなければ成績は上がらない。もし、今勉強していることは事実であるが、成績が伸び悩んでいるという人は、まず自分の勉強法を一度見直してみることが望ましい。

「これは自分の勉強法だ」と、自分のやり方に自信を持ち、やり方を改善しようとはしない人はよくいる。だが、もしそれが悪い方法であれば、成績がこの先上がることはないだろう。自分の勉強法に自信を持ち、それを実行するという点では良いことではあるが、それは正しいやり方でなければ結果はついてこない。

不合格になった私は、残念ながら勉強の仕方も悪かった。勉強していたとしても、ノートを写すだけの作業であったり、解答・解説を眺めるだけのやり方が少なくなかった。視界には教科書や問題集の文字が入っていたが、頭には何も入っていなかった。私の勉強はただの「回覧」することになっていたのである。そんな勉強法であったため、私は十分に第一志望の大学に受かるための実力をつけることはできず、「不合格」という結果になった。

自分に正直になり、もっと学校の先生や優秀だった先輩の合格体験記の意見を取り入れ、自分の勉強法を改善するべきであった、と今私は振り返る。勉強することは大変重要なことではあるが、その中身も工夫することが大切であり、そのことを高校時代に気づいていれば、今頃は私の夢であった第一志望の大学に通っていただろう。もっと早く、これらのことに気づいていればよかったと、今私は後悔する。

高校生のあなたが、勉強しているても思うように成績が伸び悩んでいると感じているのならば、まずは自分の勉強法を一度見直してみるべきである。他人の意見を取り入れても構わない。ただし、改善しようとせずに、ただ単に勉強するだけでは意味がないということは忘れてはいけない。


◆まとめ1)勉強していることは事実でも、やり方が間違っていれば、成績は伸びない。
2)悪い勉強法で、しかも改善しなかった私 → 不合格
3)正直に自分の勉強法を見直していればよかったのに、と後悔する。

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