苦手科目も克服できず

得意な教科、苦手な教科は誰にでもあることである。当然得意な教科であれば、少ない努力でもテストで高得点を取ることができることは多いだろう。一方の苦手の教科の場合には、よりたくさん勉強するが必要になるだろう。だが、苦手な教科を克服できなければ、それだけ第一志望の大学に合格できる可能性は低くなってしまう。第一志望校に合格できた者の大半は、苦手科目がなかった、もしくは克服できた人であることは事実であり、これはどんな大学でもどんな学部でも変わりはない。

多くの人が苦手とする教科は、おそらく数学または英語ではないだろうか。不合格となり、志望校には入ることができなかった私の場合、英語はある程度得意であった一方で、数学は苦手であった。学校のテストでも、毎回毎回数学が足を引っ張っていた。そのため、たとえほかの教科の点数が良くても、数学の点数の低さによって、総合得点は良いとは言えない状態であった。

おそらく多くの人は、数学ができないのなら勉強すればいいだけの話であろうと主張するであろう。苦手克服するためには勉強するしか方法はないことは事実だ。高校時代の私もそのことは知っていた。しかし、結局受験までに数学を克服することはできなかった。なぜ、克服できなかったのか。

数学に対して苦手意識を感じ始めた頃は、勉強して何とか克服しようとしていた。そのために一応勉強(当時は十分な勉強量であると思っていた)したが、成績は思ったほど回復はしなかった。徐々に私は、「自分は数学に向いていないのではないか」と感じるようになり、勉強しても無駄な努力なのではないかと思うようになった。

そのうち、文系である私は、「数学なんて理系の人がやる科目であり、文系の人がやる科目ではない」と考えるようになり、文系の人が数学ができないのは当然のことであり、私が数学ができないことは極普通なことなのである、と思うようになり始めた。そう考えるようになり、私は数学を克服するための勉強をしなくなっていった。

こうして、私は苦手科目である数学を「捨てる」行動をとり、それを肯定するようなことを考えるようになったため、結果として志望校の入試では「不合格」という結果になったのである。そして今、第一志望ではない大学に入った私であるが、以下のように、高校時代に苦手克服をあきらめたことを後悔する。

「もし、高校時代に苦手な数学をあきらめずに勉強して、数学がより高得点を取れるようになっていたら、今頃は第一志望の大学に入ることができただろうに。」


◆まとめ1)苦手科目があることはふつう。しかし、克服できなければ「不合格」可能性大。
2)苦手科目(数学)を克服できなかった私 → 「不合格」
3)もっと克服に努力するべきだったと、今後悔。

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