“勉強している気分に”の項目でも述べたことではあるが、勉強している気分にはなっている一歩で、実際にはほとんど勉強していないというような受験生が数多く存在する。勉強している気分になっていては、それは自己満足の世界で終わってしまい、現実的にはまったく進歩がない状態で受験が終わりを迎えてしまう。
ただし、気分のみならず、本当にまじめに勉強していても思うようには上がらないことがしばしばある。こんな状態であると、「どうして勉強しているのに成績が上がらないのか」と疑問に思うことはふつうであり、何もおかしいことはない。
このような場合、問題となっている悪い病巣は「勉強しているような気分」、「自己満足」ではない。勉強のやり方である。この点も“悪い勉強法であっても”の項目と内容が重なってしまうが、問題を解消するためには、勉強法の見直しが適切だ。自分の今の勉強のやり方に何か効果がないような問題点がないか考えてみることが望ましい。
ただ、このように成績が伸び悩む原因が勉強の仕方である場合は、勉強をしている気分になっている人たちよりははるかに軽傷である。なぜなら、こちらのタイプは一応は勉強しているからだ。勉強している分には、一応成績が後退することは避けられ、ある工夫をさえるれば、成績は回復できる。求められることは、だた「方法の見直し」のみなのである。
一番やってはいけないことは、勉強を辞めること、あるいはあきらめることである。勉強することを止めてしまったら、それ以後はまったく進歩しなくなってしまい、むしろ徐々に後退してしまう。伸び悩む成績を心配することは結構なことだが、勉強をやめてしまうことは一番のタブーだ。
私の場合、自分の伸び悩む成績にキレることがあった。その主な原因は勉強している気分になっているだけで、実際には十分な勉強量がなかったことではあったが、まじめにある程度は勉強したときもあった。しかし、それでも成績が勉強量と比例しなければ、あきらめて勉強をストップさせてしまっていた。そのことがさらに状況を悪化させ、最終的に「不合格」という結果に導いたのだ。
高校時代に勉強をあきらめたことを後悔している私であるが、「不合格」を経験した今、何よりあきらめないことが大切であると感じている。勉強している気分になったり勉強をあきらめることは、受験から逃げることであり、それは「合格」の夢を捨てることに他ならない。どんなに苦しくても、勉強を続けることだけは続けなければならない。もし、それができなければ、現れる結果は私と同様に「不合格」であろう。
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