何をしたら私は合格できたのか

勉強に励む


大学受験で不合格になってしまう唯一の理由は学力不足である。入試当日の体調不良によって十分な実力を発揮できなくて不合格になってしまうなどの例外もあることにはあるが、実際にはそのような事例は少なく、ほとんどの受験生は学力不足によって不合格となるのである。私もまた学力が十分にはなかったことによって不合格となったのである。そして、学力がなかった理由は、私が十分な勉強をしなかったからである。

私が第1志望の大学に合格するために、高校時代にするべきであったことは「勉強する」ことであった。当時の私の第1志望の大学は東北大学・経済学部であった。東北大学に合格するためには、センター試験で総得点の8割と取り、さらに個別試験で6割の得点を取る必要がある。しかし、私は数学を苦手としていて、学校でのテストでも数学はいつも総得点を下げる要因になっていた。それでも私は、それを克服しようと勉強することはなかった。

結局、私は数学を苦手な状態のまま放置したため、数学が足を引っ張る形で合格点を取ることはでいなかった。そして、「不合格」となったのである。苦手科目というものが存在し、だからと言ってそれを改善させることなく放置し、そして入試本番でも低い得点しか取れなかったというプロセスが、私の「不合格」の根源であったのだ。

大学入試で合格する方法はただ1つしかなく、それは合格点を満たすことである。逆に言えば、入試で合格点を取れさえすれば、自分が入りたい大学に入れるのである。すなわち、合格点を取れるように勉強さえしていれば、私は合格を手にすることができたのである。よって、私が高校時代にやるべきであったことは「勉強」することであったのだ。

勉強を持続させる


私が合格点を取ることができるほどの学力を身に着けることができなたっかのは、勉強が続かなかったからだ。勉強が持続しなかったのは、やる気がなかったからだ。勉強することは私にとっては楽しいことではなく、テレビを見たりネットサーフィンすることの方が楽しいと感じていた。楽しくもないことにやる気が出るはずもなかったのである。

勉強が楽しいと感じるようになることは至難の業だ。しかし、毎日とにかく勉強すれば、学校でのテストや模試で自分の成績が上がっていく様子を体験できる。そうすると、勉強することは楽しいものになる。勉強して自分の成績が上がった時の感覚は大変心地よいものだ。したがって、勉強を毎日行えば、それは楽しいものとなって、さらに成績がアップする。それと同時に志望校に合格するための実力が徐々に身についてくるのである。

だが私は娯楽に時間を浪費することが多かった。勉強を一時はしても長くは続かず、すぐに娯楽に移っていた。勉強をしたとしても数十分後には机を離れ、テレビのスイッチやパソコンの電源ボタンに手を触れていた。そして、その日に再び机に戻って勉強を再開することはなかった。娯楽で得たものは何もなく、逆に「合格」を逃してしまった。目先の娯楽ではなく、将来の投資となる勉強を持続させていればよかったのだ。

時間を何のメリットもないその場限りの楽しみに浪費させるのではなく、それを勉強する時間に割り当てて、高校時代の私の最大の目標である「第1志望校への合格」を実現する可能性を少しでも高めることが、高校時代の私には求められていた。勉強とは、1日だけやるだけではまったく効果がないが、日々少しずつ勉強していけば成績は上がるものである。よって、勉強することを毎日欠かさずやり続けて、コツコツと勉強の成果を積み重ねることができていれば、私は無事に第1志望の大学に入ることができていたであろう。

現実を理解する


高校時代の当時も合格できるほどの学力がないこと自体には気づいていた。それでも私は「自分だけは大丈夫」というバイアスに陥っていた。合格できる水準に自分が追いついていない状態をしっかりと理解せず、自分が不合格になる可能性が大きいという現状でも、本番では合格する実力を持っているのではないかという幻想を持っていたのだ。

もちろんこのような状態では合格できるはずもなく、根拠がない理屈を過度に信じていたことが間違いであったのだ。存在しない自分の神技を考え、自分が勉強しないことを正当化していた結果、私は合格するための努力をしなかったのである。そんな、勉強をしないことに対する言い訳を考えずに、学力を身に着けて第1志望の大学に合格できる可能性を高める行動をとる方が望ましかったのである。

学校でのテストや模試は、自分の実力を点数や偏差値、順位、合格判定で客観的に表してくれる道具である。それを用いて自分の実力の現状を理解することが大切であり、また私にも求められていた。また、自分が合格できるにはまだ不十分な点を見つけ出してそれを改善することが必要であったのである。これらのことができていれば、私は不合格にはならずに済んでいたことであろう。

私は今の学力では合格はできない。だから、私は勉強しなければならない。
と、自分の学力の現状を理解し、それを改善するために勉強を素直にしていれば、私は合格を手にすることができていたのである。


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