明確な志望校…どうして?

大学受験において、明確な志望校を持つことは非常に大切なことである。大学受験で合格を手にし、成功を収める人の共通点として当てはまる点として、明確な志望校を決めている点が挙げられる。

高校の進路面談でのやり取りで、よくある例が存在する。

(先生) 「行きたい大学は?」
 (生徒) 「○○大。」
(先生) 「入りたい学部・学科は?」
 (生徒) 「まだ決めていません。」

このように志望している大学名や学部学科を聞かれた場合、行きたいと思う大学名についてはほとんどの生徒が答えられる。一方で大学で何を学びたいのかを問われた場合、その問いに答えられない生徒は少なくない。

自分が志望する大学そのものを決められている人は多い一方で、大学に入ってからのことについ手を考えている人は意外に少ない。高校生としては、大学に合格することだけに気を遣ってしまうため、どうしても受験までのことしか考えられない場合が多い。

しかし、受験後のことまで考えておくこと、つまり大学名だけではなく、入りたいと思う学部・学科名をも考えておくことは必要だ。行きたい大学の中身までも意識しておくことは、受験勉強のモチベーションを維持するためのきっかけになる。志望校に合格できた人が、合格するために継続して勉強できたわけは、合格したい大学そのものだけでなく、大学に入って学びたいことをも考えていたからであろう。

こうした内容はよく合格体験記にも書かれている。つまり、受験で勝つ人の多くが、高校時代の早い時期から明確な志望校を持っているということだ。特に長年入りたいと思っていた第1志望の大学に合格した人には、大学で学びたいことまでも考えていた例が多い。

志望校に無事合格する人の特徴の1つとして、大学名に加えて学部・学科も明確に決めている点である。よって、進路面談で先生に志望校を聞かれたときには、「○○大学□□学部△△学科」といった感じに答えられるようにしておくことが望ましい。

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