勉強が好き…本当か?

勉強ができる人は「勉強好き」


 受験生には2つのタイプが存在する。勉強が好きな人と嫌いな人の2種類だ。もちろん、勉強が好きな人であるほど勉強に励み、それによってより高い学力を身に着けていく。逆に、勉強が嫌いな人にとっては、勉強することは避けたい作業であることから十分な学力も身に付かずの状態が出来上がってしまうのである。そんな勉強が嫌いな人はなぜ、勉強が嫌いになってしまうのであろうか。

 勉強が嫌いであり苦手である人にとっては、勉強が好きになることなどは到底信じ難いことであり、また信じ難い変化である。勉強に対してアレルギー反応を持つような「勉強嫌い」にとって、勉強することとは拷問のような苦しいものであり、また非常に退屈なものであるように感じることであろう。そのように感じる人は、勉強を行わないことによって成績も伸びず、成績が伸びないことからさらに勉強が嫌いになり、二度と勉強を行わないようになってしまうのである。

 こうした、勉強が嫌いな状態を生んで、さらに勉強をしない状態を後押ししていく悪い流れは、勉強における「負の連鎖」と言えるだろう。負の連鎖が続く限り、自分の成績が上向くことはない。そうした結果、大学入試で成功するための学力が身に付かずに、「不合格」という不幸な結果に遭ってしまうのである。

 しかし、日本一の入試難易度を誇る東大に受かるような成績があるような、勉強が得意な人の多くは、勉強が好きな人たちである。勉強が得意な人たちは、勉強が好きで自ら進んで勉強をすることで、その結果として高い成績を取ることができるのである。このように、難関大学に合格するほどの学力を持つ人には勉強ができるようになる流れができているのである。

 では、このような人はなぜ勉強が好きになり、また、どのようにして勉強することの作業が好きになるのか。そんな疑問について今回は考えることにした。

なぜ勉強が好きになるのか?


勉強が得意な人には上のような好循環サイクルができている。進んで勉強する人は、その成果として自分の成績が上がる。成績が上がれば、勉強することは楽しいと感じ、勉強が好きになる。そして、勉強が好きになれば、さらに進んで勉強して、結果的にさらに成績が伸びることにつながる。そうして、勉強をして学力をつけていったことで、志望校に合格できるのである。

 勉強ができる人は最初から勉強ができるわけではない。どんな優秀な人でも、勉強せずに好成績を取っているわけではない。あくまでも、優秀であるのは勉強をしたからなのである。よって、志望校に合格できるほどの学力をつけるためには、まずは進んで勉強するしかない。その勉強することを継続するようになる状態を築き上げるためには、上の好循環サイクルを作り上げることだ。
 
したがって、今までは勉強がイマイチであったようなあなたであっても、勉強することをさえ行えば、あなたの成績は上がっていく。一度成績が上がれば、おそらく勉強をすることは楽しいことであると感じるはずだ。勉強して成績が上がっていく心地よさを味わうことができれば、次第に勉強することが好きになり、勉強することは習慣化されていくだろう。

 そして、勉強する習慣が身に付けば、さらに自分の成績が上がることであろう。成績が上がった先には、高校時代の最大の念願であろう「志望大学への合格」が待っているに違いない。

 では、好循環サイクルに入るための第一歩とは何か。それは「勉強する」ことである。そして、それ以外の方法はない。

◆まとめ・「合格」する人…勉強好き
・「勉強好きな人」になる過程…“好循環サイクル”
・進んで勉強する⇒成績上昇⇒楽しく感じる⇒勉強が好きになる⇒さらに勉強⇒さらに成績アップ
・“好循環サイクル”に入るための方法…勉強すること

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