基礎力を身に着けることとは

基礎力が全て


 基礎・基本を身に着けることはとても簡単なことである。簡単であることから、学習者が誰であっても覚えることができる知識であるのだ。つまり、たとえいつもの成績が低い人であっても、学習するやる気さえあれば、簡単に身に着けることができるのである。逆に言えば、基礎・基本の知識は「絶対にりかいしなければならない」内容であるというわけだ。基礎知識を身に着けることは、受験する人にとっては最初のステップではあるが、簡単で誰もが知っている内容であるため、基礎知識だけ身についていたとしても、受験で「合格」を手にするには不十分である。


基本問題を疎かにする人


 基礎知識のみで志望校に合格することは不可能であり、このことを知っている受験生は多い。その一方で、基礎知識がなくて、基本問題もろくに解けない状態のまま、初めから応用問題に挑戦しようとする人は少なくない。このやり方は間違いである。誰もができる簡単な問題ができないのに、難しい応用問題が解けるはずがない。簡単な問題もできないことから難しい問題もできず、次第に勉強することに挫折感を覚えてしまう人は多いことだろう。だが、その原因は基礎力の不足にあるのだ。応用問題に取り組むにあたっては、その基本となる問題が解ける知識である基礎知識は必要不可欠なものなのだ。


基本問題だけで十分なのか?


 基本問題も重要さを理解することはできただろう。では、基本問題さえ解くことができれば、志望校に合格することはできるのだろうか?
その答えは、志望する大学の偏差値によって異なるが、さすがに東大に合格することは無理な話である。東大入試で出題される問題は、どれもこれも応用力をもうものばかりであり、基礎力が身についていることは当たり前の当たり前である。基本問題が解けるレベルでは到底合格することは不可能だ。

 だからといって、基礎力がなければもちろん応用問題は解けない。すなわち東大の入試問題も解けない。基礎力がない状態であれば、そもそも入試問題い手を付けることができないのだ。だが、基礎力を身につければ、応用問題に取り組むための必要条件はそろう。そして、応用問題を解けるようになる応用力が身につくように勉強し続ければ、難しい入試問題も解けるようになる。そうして、さらに勉強を継続していけば、東大の入試問題も解けるようになることであろう。

 上のことから、基礎力を身に着けることとは、大学入試で合格点を取るための最も大切な作業であろう。基礎力だけでは、志望校に合格するための条件としては不十分であるが、基礎力を身に着けることによって、応用力を養うための道筋ができる。さらに、応用力を身に着けることができれば、合格は確実なものとなる。だから、基礎力は絶対になければならないのだ。

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