民主党政権が失敗したの最大の理由

 2009年の8月の衆院選で圧勝した民主党は、今までの自民党に代わって政権の座を勝ち取り、政権交代が起こった。しかし、次の衆院選までのわずか3.5年間に3人もの人が首相を経験することになり、政府の不安定な状況が続いた。そして、民主党時代の政権運営は失敗に終わったのである。

 

 どうして、2009~2012年までの民主党は失敗に終わってしまったのだろうか。その理由としてはもちろん、大衆の支持を受けるような政権運営ができなかったからである。民主党が政権を獲得する前に発表したマニフェストで謳った内容については、選挙後に変更する場面が多くみられ、特に普天間基地の移設問題や消費税増税の内容は、選挙時と180度転換するような内容に変わってしまった。

 

 つまり、民主党は2009年の選挙の時の公約を守らなかったのである。民主党が与党の座につけた要因としては、民主党の公約が国民の多くの人に受け入れられたからというのも1つの理由である。しかし、それが守られなかったため、多くの人は失望することになったのだ。

 

 さらに、東日本大震災の対応が迅速ではなかった点や、党内対立は、より支持を吹き飛ばす原因となった。こうして、大衆からの支持を次々と失っていったため、2012年の衆院選では大敗することになったのである。

 

どうすれば失敗しなかったのか?

 

 民主党が政権運営で成功を収めるようになるには、どうするべきであったのか。それは、2009年の衆院選時の公約で唱えた内容に沿って、着実にそれらを実行することであろう。政策を文面通りに実現し、より国を発展されることが求められたのである。

 

 ところが、現実的にはうまくはいかなかった。それが、現状へとつながる理由となって、失敗という結果になったのである。このような失敗から学べることはたくさんあるだろう。

 

 大衆の支持を集めるためには、有権者の多くが「良い」と思ってくれるような政策、つまり選挙時のマニフェストに書かれた内容を着実に実行に移し、政策を現実の社会にもっていくのが求められる。なかなか実行に移すことなく、「もたもた」した状態でいると、大衆は徐々に落胆していってしまう。そうなる前に、公約を実行して、大衆の期待に応えることこそが、支持を長く受け続けるためには重要なのである。

 

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