なぜ不況になると暮らしの質が消極的になるのか?

 世界あるいは一国の経済状況が悪くなり、世の中が不況になると、多くの人が何についても消極的になってしまう。暮らしの質が低下して、多くの人の行動の活気がなくなる傾向にある。

 景気が良い好況の時には、多くの人々が何についても積極的になり、仕事やビジネス、日々の暮らし、遊びに進んで取り組む。サラリーマンであれば、平日は仕事に熱中し、週末になると家族との生活を充実させることに力を注ぎ、遊びにも夢中になる人も多い。

 しかし、景気が後退して不況になってしまうと、それらの人は急に仕事に熱意を感じなくなり、さらに週末になっても家に引きこもっている場合が少なくない。もはや、何にも熱中したくないようなほど活動が衰退してしまうのだ。

みんな活気がなくなる


 なぜ、不況になると人々は何についても消極的になってしまうのか。確かに、会社からの給料は好況の時よりも減ってしまうだろう。今までのように浪費などに使うことも難しくなってしまうかもしれない。日々の暮らしでさえも、今までのような贅沢が不可能になることもあるだろう。

 しかし、だからといって毎日の暮らしに落胆することはないはずだ。お金を使わない暮らしを実現しようと工夫するという策や、今までの収入を取り戻すために頑張るという手もある。しかし、「家でゴロゴロ」するようなほど、活気が衰退する必要があるのだろうか。

 遊びについては置いておき、ビジネスや生活に活気を持たなければ、今までのような好調な時代を取り戻すこともできなくなってしまう。したがって、不況の時代でこそ、さまざまなことに積極的に取り組んで、より楽しい毎日を現実化するために頑張らなければならない。

不況だからこそ積極的になる!!


 とはいえ、そのように行動する人は少ない。大半の人は、政治家や会社の幹部などが動くことを待っている。自分からは何か工夫しようとはせずに、誰かが何らかの対策を行ってくれるのを待っているのみなのだ。

 しかし、誰かの行動を待っていては、再び豊かな暮らしを取り戻すことは難しい。落ち込んでいても、何も変化は起きない。こういった「待っている派」の人々はこうして、今までの豊かな時代を懐かしみ、誰かがそうした日々を再び回復してくれることを願っているだけになるのだ。そして、消極的になっている人は、いつまでたっても楽しい日々を実現することができずに、社会において「失敗組」となるのである。

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