FX取引に長年取り組めば、利益を上げる手法を見つけることならできるだろう。たとえば、上手く利益が上げられるテクニカル分析の方法を習得することができ、収益を出すための具体的な手法を作り出すことなら、経験によって可能である。移動平均線やMACD、RSIといったテクニカル指標を使った手法を編み出し、それが収益をもたらすものとなれば、利益を上げる方法を一応は確立したことになる。
負ける結果に対処できない
一方で、負ける場合について、初心者の時と同じように、出会わない状況は長くは続かない。少なからず、損失を経験してしまうことは避けられないのである。そして、このように負けた時に行わなければならないリスク管理を実践しなければ、損失を防ぐことはできない。
そして、リスク管理の手法をまだ確立していない人が、いつまでたっても永遠に利益を上げ続けることができないトレーダーたちなのである。リスクが現実になったときに、損を抑えるような方法を持たないことで、今までに得た収益分の資金が損失となって吹き飛んでしまうのだ。
したがって、まずはリスク管理の方法を獲得することが、全てのトレーダーには求められる。テクニカル分析などの利益を上げるための手法を、経験を通じて確立することも大切ではある。しかし、「受け身」の正しい姿勢を知らなければ、いざ損失に出会った場合には、多くな金額を失ってしまう失敗の結果につながる。
FX取引においては、経験からさまざまな手法を獲得すると同時に、「損小利大」の原則を守ったうえで、リスクへの好ましい対象法を習得して、それを実践に移すことが、トレード活動で失敗しないために非常に重要ではないだろうか。
